小心者なわたくし
時折訪れるゲームセンターに、先日、ふらりと立ち寄ったところ、サンタクロースの格好をし闊歩する女性の方がいらっしゃった。
うっすらと恐怖を感じ、距離をとってよく見てみたところ、それは店員さんであった。
そこでふと、私は何故か『コスプレをしている人がちょっと怖い』と感じるという事に気付いた。
自分なりに原因を考えてみる。
テレビやスマホの画面越しには全然そういった恐怖心は感じない。また、コンサートやショーなどの、ステージの上でそういった格好をされているかたがいる場合も同様である。
あくまで普段の日常内で対面した時の場合のみである。
現実世界(ここでは、我々が薄らと認識している共通概念的な意味合いのものを指す)、に突然イレギュラーな、異質のものが入り込んできたという事に対する警戒心的なものが働くのだろうか。
道化恐怖症(ピエロ恐怖症、クラウン恐怖症とも)というものをふと思い出す。
「表情が読み取れない」、「創作上にて悪役に描かれることが多い」、「奇抜なメイクや衣装など、現実感がない」などの様々な理由から、ピエロに対する恐怖心を強く抱いてしまい(主に幼少期に)、湿疹や気絶などといった重度の症状が出る場合もあるらしい。
私の場合、少々の恐怖を覚える程度なので、恐怖症には当たらないが、「奇抜で現実感が無い」というピエロとコスプレに共通する点も見受けられ、これに近いものなのかもしれない、と思う。また、サンタクロースについても恐怖心を感じる事例も多々あるらしく、今回の件にも通づるところがあるのではと。
厳密には違う点も多々あるかとは思うが、一応自分なりの、なんとなくの結論が出せた事により、恐怖を感じても大丈夫だと思える様になった。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とはよく言ったものである。
ちなみにその日、プレイした音ゲーのスコアがかなり散々なものだったのですが、これと関係あるんでしょうか。
サンタのお姉さんに抗議してこようと思います(足をぶるぶる震わせながら)。